エステでボランティア―東京でサロン経営の元鷹高生 もりよし荘など交楽会の3施設訪問

利用者にメイクを施す田中さん

東京都渋谷区でエステサロンを経営する女性が、12日から北秋田市にある社会福祉法人交楽会(成田睦雄理事長)の施設訪れ、メイクやハンドマッサージなどの施術ボランティアを行い、利用者から「心も身体も若返った気がする」と喜ばれている。

訪れているのは、能代市二ツ井出身の田中麻子さん(35)。県立鷹巣高校(現秋田北鷹高校)を卒業後、「きれいでありたいというのは女性の永遠のテーマ。人の役に立つ仕事に就きたい」とエステシャンを目指して上京、渋谷区恵比寿のエステサロン「COCORO」の代表を務めている。母方の祖母が老人ホームに入所、面会に行った際、車いすに乗っていて一人では立てない状況に「何かしてあげたい」と思った田中さん。しかし、触れ方も介護の仕方もわからない。自分でできることはないかとインターネットで調べていたという。

そうした中、闘病や介護を受けている人、災害や事故などで心と身体の癒やしを必要としている人たちを、エステの技術を生かしたソシオエステニックで支援しているNPO法人ソシオキュアアンドケアサポート(SCC)の活動を知り、加入。昨年9月からボランティア活動している。

昨年12月に米内沢にある介護老人保健施設・もりよし荘(湊健児施設長、利用者定員100人)を紹介され、訪れている田中さん。今回は、12日から14日までの3日間の日程で、もりよし荘を中心に交楽会の三つの施設でボランティアをすることになった。

訪問2日目の13日、田中さんは午前中、もりよし荘で利用者に希望によりメイクやハンドマッサージ、フットマッサージ、ネイルの施術にあたった。

68歳の女性は「23年の10月に倒れて入院、半年寝たきりだった。腕はようやく肩まで上がるようになった。化粧は倒れて以来なので5年ぶり」、「目の下のふくらみはとれないの」と自分の病気のことや世間話、美容の相談を田中さんとしながらメイクとハンドマッサージを受けた。

田中さんから「目の下は皮膚が弱いのであまりこすらないように。ア、イ、ウ、エ、オと言って顔の筋肉を使うといいですよ」とアドバイスを受けると、早速動かしてみながら「顔や手を触ってもらうとやっぱり違う。気持ちよかった。本当にありがとうございました」とお礼を述べた。田中さんも「笑顔になってもらえてうれしい」と話していた。

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