杜と祀り(まつり)の郷(さと) 「北秋田市」

秋田県北部の中央に位置し、大館市、能代市、仙北市などに隣接する人口約3万3千人のまち。
平成12年に旧鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町が合併して誕生した。面積は1,152.5㎢と県全体の面積の10%を占め、大部分は山林である。市北部は東西に米代川が横断し、米代川と支流の阿仁川、小阿仁川流域には豊穣な田園風景が広がる。

南部には森吉山県立自然公園を擁する広大な森林地帯が広がり、ブナの景観とともに秘境・小又峡や阿仁の名瀑・安の滝など景勝地に優れる。

森吉山(標高1454.2m)は「花の百名山」として知られる。
中腹のコメツガ林、アオモリトドマツ林、山頂直下のチングルマとイワカガミの大群落はまさにお花畑、圧巻である。
冬は「森吉山阿仁スキー場」でスキーを楽しめ、また、スキー場では、のゴンドラを利用した「樹氷」見学にも対応している。

もちろん、山菜やアユなどの食資源にも恵まれている。春の山菜採り、秋のきのこ狩り、そして夏には、米代川やその支流で鮎釣りが始まり、天然アユが太公望の前の水面に銀鱗を輝かせる。

本市の鷹巣から仙北市の角館までは、ローカル線の秋田内陸線が縦貫し、車窓からは四季折々の豊かな自然を満喫することができる。

古くからの伝統も各地域に残り、阿仁・根子集落に伝わる根子(ねっこ)番楽や直径4メートル近い大太鼓を奉納する綴子(つづれこ)大太鼓祭りなどが伝承されている。

市のキャッチフレーズは「杜と祀り(まつり)の郷(さと)」。である。「杜」は豊かな自然、「祀り」は地域に伝わる伝統文化を表す。

ミステリーや伝説にも満ちている。その一つが国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」である。祭祀に使われたとされる複数のストーンサークルや土偶が出土し、縄文人の精神世界解明に向けて遺跡の整備・研究が進められている。