青山 三郎

フランスで古美術商として西洋美術を研究・勲四等瑞宝章を受章 青山 三郎(1892~1973)旧阿仁町


明治25年(1892年)父猪太郎、兄は隆太郎(黒鉱の「自熔製錬法」の完成に功労)の弟として誕生した三郎は、代々山師として功績を残してきた青山家とは違う画家の道を志した。

当時通っていた明治大学を中退し、大正8年(1919年)に勘当同様の身でフランスへ渡った。3年後には古美術店に勤務し、のちには独立してサンミッシェル街へ移り住んだ。

フランスはパリで古美術商、西洋美術研究家であった三郎は喜多川歌麿の「深川の雪」を所有していた。この作品は、喜多川歌麿の浮世絵の集大成「雪月花」三部作のひとつであり、歌麿肉筆画の最高傑作と言われている。昭和18年(1943年)から昭和25年(1950年)までパリ日本人会長(副会長は藤田嗣治)をつとめ、昭和41年(1966年)には勲四等瑞宝章を受章した。同年7月22日にマリ・ヌリエと結婚。

昭和46年(1971年)の天皇、皇后ご訪欧の際には、邦人の一人として拝謁するなど、在留邦人の長老的存在となっていた。昭和48年(1973年)に脳軟化症のため自宅で没した。享年81歳であった。

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